アメリカンジョークって、ほんとに面白い? – 日本とアメリカの「笑い」の違い

 Tomはjokeを話すのが好きな男で、よく飲みの場で、jokeを語っていた。Tomがいつものように、pubでjokeを披露していると、それを聞いていた周りの人たちは大笑いしていたが、そこにいた一人の日本人だけが、全く笑っていなかった。
 2日後、Tomは、またpubで、その日本人と出くわした。すると、その日本人はTomに話しかけてきて、こう言った。
 「あのジョーク、ほんと面白いな」

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(*゚ー゚) Lin: アメリカンジョークって、面白いんだけど、日本じゃあんまり流行らないね。

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(=゚ω゚) Lan: 日本の小噺と似たようなものなんだけど、普通の人が小噺を披露するっていう習慣は、日本にはあんまりないよねー。

 アメリカとかだと、飲みの席でjokeを披露するってこと、今でもよくあるよね。だから、普段からネタを仕込んどいたりしてる人もいっぱいいる。

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(*゚ー゚) Lin: いるいる、そーいう人(笑)。

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(=゚ω゚) Lan: そういえば、この前、アメリカ人の知り合いから、日本のjokeってどんなのがあるの?って聞かれて、返事に困っちゃったことがあったなぁ。

 Jokeっていう習慣自体が無いからねー。

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(*゚ー゚) Lin: そー言われると、日本人の「笑い」って何があるんだろう?

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(=゚ω゚) Lan: 話が盛り上がってくる中で、自然と笑いが生まれるっていうのはあるけど、具体的に「笑い」に当たるものって無い気がするね。

 相手の発言に対する返しの上手さとか、「ツッコミ」とか、瞬間的なものだけって感じだね。

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(*゚ー゚) Lin: テレビのお笑いも、ナンセンスな一発ギャグみたいなものばっかりだよね。

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(=゚ω゚) Lan: Jokeは、知的なひねりがあるから、面白いんだよね。だから、聞く方にも理解力が必要。

 聞く方が考えなきゃいけない笑いって、今の日本じゃ敬遠されるのかも。 

 だから、日本人がユーモアを解さないってのも、よくjokeのネタにされるよね。

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(*゚ー゚) Lin: これが、けっこう、的確な指摘だったりするんだよねー。

 腹立つけど、面白い(笑)。