第二の地球発見か!? – 岩石型の系外惑星に大気を発見

Hubble Gets First Peek at Atmospheres of Rocky Alien Planets
The two potentially habitable exoplanets both seem to have dense, compact blankets of gas like those around Earth or Venus.

 New observations of these two planets[TRAPPIST-1b and TRAPPIST-1c], made as they passed between their star and Earth, show that they are rocky, like Earth, and possibly life-friendly. And for the first time, the team was able to search for atmospheres on the small worlds, revealing that both may have dense, snuggled-in blankets of gas like those around Earth, Venus, and Mars.

 Orbiting a dim, ultracool star, the trio of planets trace paths that bring them close to the zone where temperatures could allow liquid water to survive on their surfaces. Though TRAPPIST-1b and TRAPPIST-1c are so close to their star that they keep one face perpetually pointed inward, portions of the planets could have climates that are neither too hot nor too cold for life to survive.

  “This is an excellent result that has profound implications for future studies of rocky exoplanet atmospheres,” says Ravi Kopparapu of NASA’s Goddard Space Flight Center. However, he says, “I will be hesitant to call them potentially habitable at this point.”

National Geographic

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(=゚ω゚) Lan: これ、スゴイ発見だね!新しい惑星が見つかったみたい。

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(*゚ー゚) Lin: へー。どんな惑星なの?

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(=゚ω゚) Lan: 今回発見された惑星は、地球と同じ岩石型で、大気を持ってて、しかも、その軌道が、生命居住可能領域に位置してるんだよ。

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(*゚ー゚) Lin: 生命居住可能領域?

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(=゚ω゚) Lan: 生命居住可能領域(habitable zone)って、惑星の軌道が、水が液体として地表に存在できる温度の位置にあることをいうんだよ。

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(*゚ー゚) Lin: よーするに、この辺りだったら生命がいるかもしれないよねってこと?

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(=゚ω゚) Lan: まぁ、平たく言うと、そーいうことだよね。

 今回発表のあった惑星トラピスト1bと1cという惑星は、生命居住可能領域に位置していて、地球と同じ岩石型惑星。なおかつ、大気を持ってるから、第二の地球の発見か!?って騒がれてるんだよ。

 ここのところ太陽系外の惑星の発見が続いてるけど、ついに地球とそっくりな惑星が見つかったんだよ!!

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(*゚ー゚) Lin: 地球と似たような条件の星だから、生命もいるかもしれないってこと?

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(=゚ω゚) Lan: そう!しかも、地球から40光年先っていう宇宙規模では、非常に近い距離。

 もしかしたら今の観測技術で、生命がほんとに発見できるかもしれないんだよ。

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(*゚ー゚) Lin: 地球そっくりな惑星があるのは分かったけど、なんで生命の発見って、地球と同じ条件じゃなきゃいけないんだろうね。

 いっつも不思議に思うんだけど。

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(=゚ω゚) Lan: 。。。

 どーゆうこと?

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(*゚ー゚) Lin: だって、地球の生命は、地球っていう環境に適応して誕生したわけでしょ。

 だったら、他の惑星なら、その惑星の条件に合わせた生命が誕生していてもおかしくないんじゃない?

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(=゚ω゚) Lan: う~ん、確かに、そーいう考え方もあるけど、そうすると、生命の定義から考え直さないといけなくなる。。。

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(*゚ー゚) Lin: 考え直せばいいじゃん!

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(=゚ω゚) Lan: 今現在、人類が知っている生命は、地球上の生命しかないんだから、地球上の有機生命体を基準にして生命を考えるのは当然だよ。他の生命の在り方を知り得ていない以上、地球上の生命以外の存在の仕方を考えてもしょうがないよ。

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(*゚ー゚) Lin: それって、生命の捉え方というか、見方をすごく狭めているよね。

 宇宙には、人類の想像が及ばないくらいの多様な可能性があって、無数の条件が存在しているんだから、もしかしたら、金属生命体みたいなのが存在しているかもしれないじゃん。

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(=゚ω゚) Lan: 。。。

 それって。。。まさかとは思うけど。。。

 。。。トランスフォーマーのこと言ってる?

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(*゚ー゚) Lin: うん。

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(=゚ω゚) Lan: あのねー、それは、SFの中のお話。

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(*゚ー゚) Lin: でも、まだ分かんないじゃん!

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(=゚ω゚) Lan: まぁ、完全に否定する気はないけど、そもそも有機生命体だって発見できていないのに、それ以外の生命の在り方なんて、現在の科学じゃ、理論上でも考えられてないよ。

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(*゚ー゚) Lin: じゃあ、将来、科学がより進歩したら、いろんな生命の在り方も考えられるようになるんじゃない?

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(=゚ω゚) Lan: できたとしても、そーとう未来の話だろうけどね。

 そもそも系外惑星の発見自体が、最近になってようやく本格化し始めたばかりなんだから。
 それまでは、太陽系外の惑星の存在は、宇宙でありふれた一般的な現象なのか、まれなものなのか、専門家の間でも議論が分かれていたんだよ。だけど、系外惑星の発見が続いたおかげで、現在では、惑星の存在は、ごくありふれたものという認識が科学者の間にも広がってるんだ。

 惑星の存在が一般的な現象であることが証明されてくれば、その次は、生命の存在が宇宙で一般的な現象なのかどうか、ということが当然、議論の対象になってくるよね。

 今、ようやくその段階なんだよ。

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(*゚ー゚) Lin: そっかー。トランスフォーマーの発見は、まだまだ先かぁ。。。

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(=゚ω゚) Lan: あたりまえじゃ!!

 でも、今の規模で、惑星の発見が続けば、生命の発見も遠い将来のことではないかもしれない。
 生命の存在は、宇宙でごくありふれた現象である――― そんな考えが常識になる日は、意外と近いかもしれないよ。

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(*゚ー゚) Lin: 金属生命体も。

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(=゚ω゚) Lan: だから、トランスフォーマーは、いないって!

Words in the Article

peek: のぞき見
atmosphere: 大気
exoplanet: 太陽系外惑星
dense: 濃い
reveal: 明らかにする
snuggle: 横たわる、寄り添う
orbit: 軌道を回る
dim: 薄暗い
ultracool: 超低温
trace: 辿る
perpetually: 永続的に、永久に
inward: 内向きに
portion: 部分
profound: 深い、深遠な
implication: 意味合い、含意
hesitant: ためらう