【新型コロナウイルス】インフルエンザとの違いは何か? – 正しく理解するために

インフルエンザと新型コロナウイルス – 何が違うのか?

 2020年4月7日、ついに日本でも緊急事態宣言が発令されました。世界的な感染拡大に終わりが見えていません。

 現在、全世界で131万人、国内でも4300人以上の感染者が出ています。死者は全世界で6万人以上に上っています。アメリカと日本は、3月の後半から、急速に拡大した印象です。

 今回の新型コロナウイルスと従来の季節性インフルエンザは何が違うのでしょうか。2003年のSARSも、2009年の新型インフルエンザも、これほど深刻な感染拡大には至りませんでした。

 各国で新型コロナウイルスについての調査が進み、その特徴が徐々に明らかになってきました。Vox newsが伝えている内容を表にまとめてみました。

 Covid-19Seasonal flu
感染率2 – 2.51.3
潜伏期間12 – 14 days2 days
重症化率20 – 30%2%
致死率1 – 3%0.1%

 数字で見ると、その違いがはっきりと分かります。この新型コロナウイルスは、インフルエンザとは、その影響力が全く異なるということです。
 特に問題なのは潜伏期間です。8割が無症状で、かつ潜伏期間が長いため、感染者本人が気が付かづに周囲に感染を広げてしまうようです。感染が広がるように最適化されたウイルスと言えるかもしれません。

 ただ、新型コロナウイルスに関する調査、研究はまだ始まったばかりです。現在、公表されているこのような数値は、今後、調査がより進めば、変動していく可能性があります。また、真偽不明な情報も飛び交っています。
 一人ひとりが、より正しく対処し、感染拡大を抑えるためにも、信頼のおける最新の情報を常に確認するよう努めましょう。

 社会生活が制限され、つらく苦しい時期が続くかもしれませんが、共に乗り越えましょう!👍
 Stay home and save lives! … and study English!!😬

Words in the Video

measles: はしか
contagious: 伝染性の、伝染病を持った
pneumonia: 肺炎
crucial: 決定的な、重大な
incubation period: 潜伏期間
flip around: 180度ひっくり返す
immune system: 免疫
immunity: 免疫質
flu shot: インフルエンザの予防接種
flu strain: インフルエンザ株
susceptible: 感染しやすい、影響を受けやすい
vaccine: ワクチン
fatality rate: 致死率
mortality: 死亡率
compromised: 免疫不全の
numb: 麻痺させる
vigilant: 警戒した、油断のない