おつかれさま!って英語でなんていう? – 英語にならない日本の挨拶

お疲れ様 in English

 「おつかれさま」

 これ、非常に便利な挨拶ですよね。もしかしたら、日本語の中で最も使用頻度の高い挨拶かもしれません。

 汎用性が高すぎて、私は一日の挨拶をほぼこれだけで済ませています😝

 もともとは仕事や作業を労う言葉ですが、今では広くさまざまな場面で使われるようになりました。学生同士が、部活の帰りに「おつかれー」と言ってお互いに挨拶していたりします。

 めちゃくちゃよく使う挨拶なので、つい英語でも同じような挨拶をしたくなりますが、英語で言おうとすると、適切な表現がなかなか出てきません。

 You look tired!

 直訳して、こんなこと言ったら、心配されているのかと勘違いされてしまいます🤪

 Good job!
 Good work!
 Get some rest.
 Take a break.

 調べてもこのような表現しか出てきません。これらの表現は、どれも意味合いや使い方が日本語の「おつかれさま」とは異なっています。

 よーするに適切な訳がないんです。

 仕事や作業を労うための挨拶の言葉が英語にはないので、状況に応じて、その場その場で適切な言葉を使うしかありません。

仕事の終わり際での挨拶なら。。。

Bye!
Have a nice evening!
Have a nice weekend!

本当に疲れてそうなら。。。

Are you all right?
You’ve got to be tired.
Have some rest.

成果のある仕事をこなしたら。。。

Great work!
You’ve done a great job!
Thank you for your hard work!


 「お疲れさま」に相当する英語はないので、自分がどんな気持ちを相手に伝えたいのかを考えて、その場に適した表現を使えるようにしましょう!

挨拶ってなんだろう?

 挨拶というは非常に便利ですが、ある意味、それは「定型文」です。自分がどのような気持ちを表現したいのか、特に考えなくても、挨拶という定型文に従っていれば、日常の人間関係を円滑に過ごすことができます。
 でも、言葉や習慣が違うとその「定型文」は使えなくなってしまいます。その時に、どのような気持ちを表現したいのかを改めて考えなくてはならなくなります。

 英語に訳すことのできない日本の挨拶はたくさんあります。外国語を学ぶことは、普段、何気なく使っている挨拶が、「どのような気持を表すために使っていたのか」を考え直してみる良い機会を与えてくれているのかもしれません。

 これを機にその他の日本語の挨拶の意味も考えてみましょう!

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