【英語学習】動詞の目的語は「-ing」?それとも「to不定詞」? – 使い分けのコツを解説!

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動名詞(-ing形) VS. to不定詞(to + 動詞の原形)

 英語を勉強していると、こんな疑問にぶつかりませんか?

「She enjoys to swim」って言える?
それとも「She enjoys swimming」が正しい?

 実は、英語の動詞の中には「そのあとに続けられる形」が決まっているものがあります。目的語に動名詞(-ing形)を取る動詞、to不定詞(to + 動詞の原形)を取る動詞、そしてどちらも取れるけれど意味が変わる動詞などがあります。

 この記事では、それぞれのパターンをわかりやすく紹介していきます。

①【動名詞(-ing)】のみを目的語に取る動詞

 意味:動名詞は(-ing形)は、「過去の経験」や「動作そのもの」を表します。

 このグループの動詞は、後ろに -ing形 しか取れません。

動詞意味
enjoy~を楽しむ
finish~を終える
avoid~を避ける
mind~を気にする/嫌がる
suggest~を提案する
recommend~を勧める
consider~を考慮する
postpone / put off~を延期する
admit~を認める
deny~を否定する
imagine~を想像する
fancy(英)~したい気分だと思う
involve~を伴う
practice~を練習する
risk~のリスクを負う
keep / keep on~し続ける
give up~をやめる/あきらめる

例文:

  • I suggest going there by bus.
  • She denied stealing the money.
  • He keeps practicing every day.

②【to不定詞】のみを目的語に取る動詞

 意味:to不定詞は、「意志」や「未来志向の行動」を表します。

 このグループの動詞は、後ろに to + 動詞の原形 を取ります。

動詞意味
want~したい
hope~を望む
expect~を期待する
plan~するつもりだ
decide~することに決める
promise~を約束する
offer~を申し出る
agree~に同意する
refuse~を拒む
manage何とか~する
fail~しそこなう
afford~する余裕がある
learn~を学ぶ
seem~のように見える
pretend~のふりをする
tend~する傾向がある
choose~することに決める
deserve~する価値がある

例文:

  • He promised to call me.
  • They refused to help us.
  • She chose to stay home.

③【両方取れるが意味が異なる】動詞

 これらの動詞は、-ing形/to不定詞のどちらも取れますが、意味に違いが出ます。

動詞-ing形の意味to不定詞の意味
remember過去にしたことを覚えている忘れずに~する
forget~したことを忘れる忘れずに~することができない(できなかった)
stop~するのをやめる~するために立ち止まる
try試しに~してみる~しようと努力する
regret~したことを後悔する残念ながら~しなければならない(フォーマル)
go on~を続ける(同じ行動)続けて~する(別の行動に移る)
mean~という意味だ~するつもりだ(intend)
need / want / require(受動的な意味で)~される必要がある(=受動)~する必要がある(能動)

例文:

  • I remember locking the door.(鍵をかけたのを覚えている)
  • Please remember to lock the door.(忘れずに鍵をかけて)
  • She stopped talking.(話すのをやめた)
  • She stopped to talk to her friend.(話すために立ち止まった)

④【どちらも取れるが意味がほぼ同じ】動詞

 これらの動詞は、-ing形でも to不定詞でも意味がほぼ変わりません(細かなニュアンスの違いがある場合もあります)。

動詞意味
begin始める
start始める
continue続ける
like好む(一般的に)
love大好きである
hate嫌いである
prefer~の方を好む
intend~するつもりだ

例文:

  • She began to cry. / She began crying.
  • I like to read before bed. / I like reading before bed.

*ただし、「like to do」は「習慣・義務的に好む」、「like doing」は「実際に楽しんでいる」というニュアンスの差が出ることがあります。

Study Tips

  • 新しい動詞を覚えるときは、例文ごと覚えると形を間違えにくい。
  • 意味が変わる動詞は、自分で例文を作って違いを練習するのが効果的。
  • 実際に使われている場面で意識して聞いてみよう!
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