「lie」と「lay」の違いを学ぼう!
英語を学んでいると、よく混乱するのが「lie」と「lay」という単語の使い分け。
「“横になる”って英語でどう言うんだっけ?」と迷った経験がある人も多いのでは?
今回は、そんなややこしい「lie」と「lay」の違いを、会話形式のやり取りを参考にしながら、わかりやすくまとめていきます。
なぜ「lie」と「lay」は混乱しやすいの?
「lie」と「lay」は多くの英語学習者だけでなく、英語のネイティブスピーカーでさえ間違えるほどのややこしい単語です。
その理由は以下の3つ:
- 意味が似ている
- 活用形がややこしい
- 発音が似ている
だからこそ、肩肘張らずに「間違えてもOK」という気持ちで、しっかり基本をおさえていくことが大切です。
「lie」と「lay」の基本的な違い
意味の違い
まずは、基本。意味の違いから押さえましょう。
単語 | 品詞 | 意味 | 例文 |
---|---|---|---|
lie | 自動詞 | 横になる(自分が) | I’ll lie down for a while.(ちょっと横になります) |
lay | 他動詞 | ~を横にする(何かを) | Please lay the book on the table.(本をテーブルの上に置いてください) |
つまり、「自分が横になる」のが lie、「何かを横にする」のが layです。
活用形に注意!ここが一番まぎらわしい
ここで混乱する人が多いのが、活用形です。
動詞 | 現在形 | 過去形 | 過去分詞 | 現在分詞 |
---|---|---|---|---|
lie(横になる) | lie | lay | lain | lying |
lay(~を横にする) | lay | laid | laid | laying |
えっ、「lie」の過去形が「lay」!?
このせいで「どっちがどっちだっけ?」となるのです。
例文で比べてみよう:
- lie(横になる)
- I feel tired, so I’ll lie down.(今から横になる)
- I lay down yesterday.(昨日、横になった)
- I’ve lain there all day.(一日中、そこに横になっていた)
- lay(~を置く)
- I always lay my phone on the desk.(いつも机の上にスマホを置く)
- She laid the baby gently on the bed.(赤ちゃんをベッドにそっと寝かせた)
- They have laid the foundation.(基礎が築かれた)
発音の違いもチェック!
発音も似ていてややこしいですが、しっかり区別すると理解が深まります。
lie /laɪ/ : lay /leɪ/ – lain /leɪn/ – lying /laɪɪŋ/
(発音参考: lie – Oxford Learner’s Dictionaries)
lay /leɪ/ : laid /leɪd/ – laid /leɪd/ – laying /leɪɪŋ/
(発音参考: lay – Oxford Learner’s Dictionaries)
音の違いに注意すれば、リスニングのときにも混乱を避けられます。
補足:lieとlayには他の意味もある
さらにややこしいことに、「lie」と「lay」には別の意味もあります。
- lie(うそをつく):She lied to me.(彼女は私にうそをついた)
- lay(卵を産む):The hen laid an egg.(そのメス鶏が卵を産んだ)
こちらも知っておくと、文脈で意味を判断しやすくなります。
まとめ:「lie」と「lay」の違いをマスターしよう
比較項目 | lie | lay |
---|---|---|
品詞 | 自動詞 | 他動詞 |
意味 | 自分が横になる | 何かを横にする |
過去形 | lay | laid |
過去分詞 | lain | laid |
現在分詞 | lying | laying |
最後にひとこと
「ネイティブでも間違えるんだから、気軽に学ぼう」という姿勢がとても大切です。
間違いを恐れず、たくさん使って覚えることが、習得への一番の近道ですよ。